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四辻誠悟

四辻木材 現場責任者

チェンソー造材って今もするの!?

1. 自己紹介〜この記事を書いてる人は、私です〜。
2. 現在の現場の状況は!?高性能林業機械がどんどん普及してるんでしょ?
3. 実際の現場では...
4. 現場で使用しているチェンソーについて
5. チェンソーを使う理由
6. チェンソーの目立てとは?
7. 最後に

2019.12.11  

1.自己紹介〜この記事を書いてる人は、私です〜。
みなさん、初めまして!四辻木材のよつつじせいごと申します。
39歳、林業歴13年です。妻と子3人と実家で暮らしています。
京都駅から北へ50キロ(車で一時間)
『京北ーけいほくー』という小さな町で家族・従業員さんと林業をしています。


この度はこうやってソマノベースさんのページ上で文章を書く機会を得たこと、嬉しく思います。

今回はチェンソーによる造材のことを話したいと思います。

2.現在の現場の状況は!?高性能林業機械がどんどん普及してるんでしょ?
現在、高性能林業機械、特にプロセッサーがどんどん普及しています。

自分で長さを測って、手から出てくる刃で指定の長さに切る機械

プロセッサがあれば、ずっと機械に乗ったまま作業できてると思うでしょ?

実際は違います。

3.実際の現場では、、、
プロセッサに乗っていても、チェンソーは手放せません。
チェンソーを持たずに、プロセッサだけで作業できれば楽ですが、降りてチェンソーを使わなければいけない理由があります。

【チェンソー造材する理由】
現場では、太い木が多いからチェンソーが必要なんです。

①プロセッサでは、太い枝が打てない

私達が取り扱う木は針葉樹で、樹齢60〜80〜100年生のスギ・ヒノキで戦後に日本で一斉に植えられた木が多いです。

太い木は、枝も太く直径10センチ以上あることも多いです。
プロセッサでは全く歯が立ちません。
降りてチェンソーで打つのみです。

特にヒノキはスギに比べて、油分が強くて材質が固い、プロセッサでも打てません。
機械を降りて枝打ちするがケース多いです。

②プロセッサでは、太い木が綺麗に切れない
特に40センチ以上の木になると、

プロセッサでは綺麗に切ることできません。
そこでやはりチェンソー、登場です。

4.現場で使用しているチェンソーについて
私たちが採用しているチェンソーは、北欧スウェーデンのハスクバーナ社のものです。

『346xp』というモデルです。

構造がシンプルで、修理しやすい、切る力も強い万能のプロモデルです。

5.チェンソーを使う理由
プロセッサで切るとどうしても刃が詰まったりして、”しゃき”ます。

”しゃく”とは、チェンソーできり切る前に木が割れて分離してしまうことです。
これで一番大事な木の断面(木口〜こぐち〜)を傷めてしまいます。


木口はマグロの尻尾のようなもので、
木を買うお客さんはこの断面をみて、木を判断して入札します。

”しゃく”と、木の直径が小さくなります。
木の体積が少なくなり、単価が落ちます。

【木の値段 = 体積 × 単価(競価格)】
(例)木口の直径30㎝の長さが4mの木を、”しゃいて”24㎝にしてしまった

0.30 × 0.30 × 4 = 0.36
↓↓↓↓↓
0.24 × 0.24 × 4 = 0.23

この木の単価が ¥ 10,000 (円/m3)として
¥ 3,600 と ¥ 2,300

この誤差がたくさん積み重なると、大きな損失になります。

【チェンソー造材の難しい点】


真っ直ぐに切ることです。

これがなかなか難しいんです。

・足場は常に傾斜地
・造材する木も、水平ではない
・これは経験も大事やけど、切る人の意識と集中次第。

プロなら一発でこうスパッと垂直に切れます。

と、言いたいところですが
僕もまだまだミスしてしまうことあります。

真っ直ぐ切るコツは
チェンソーの目立てです。

6.チェンソーの目立てとは?
チェンソーの刃を鋭く研ぎ直す行為のこと
山から出てきた木には、泥と石が付いていて、
それを切ってしまうと刃が痛みます。

よく切れるようにするコツは、
刃が均一の角度と形にチュンチュンに擦れていること


一発でスパッと真っ直ぐ切れて、
市場で高く売れた時は、快感です。

また、木の曲がった部分は基本的に切り捨てます。
現在のお客さんが求めるのは、まっすぐな木。
これはまた違うところで書かせてもらいます。

7.最後に


私の現場で感じたこと、知っていることを少しずつ
皆さんと共有して
実際の山のことを共有して
お互い新しく変化できたら最高やし、
それで変化していきたいですね。

伝統、厳しさ、しんどさ、常識、大事ですが、
それと同じくらい,それらの要素ある仕事を楽しむことや、
情報発信することって大事やと思うんです。

昔から続いてる日本の林業丸ごと楽しんでいきたいですね。

今回はこの辺で、ではまた次回までご安全に!

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